新型コロナウイルスで倒産した会社企業の一覧まとめ|経営破綻・破産の理由は?

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新型コロナウイルスが報じられてから早1ヶ月がすぎ、各地では学校が休校になったり、イベントが中止になったりと影響が広がっています。

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そんな中、少しずつ影響が出始めているのが、観光関係を中心とした会社の倒産や経営破綻のニュースです。愛知県の旅館が経営破綻したことは、ニュースでも大きく取り上げられました。

政府が対策を打たない限り、今後も観光業界を中心にこの波紋は広がっていくのではと懸念されています。

 

経営破綻や破産、倒産した会社を、その理由と共にまとめることで、傾向が掴めるのではと考えて記事にしました。

 

ネットニュースなどで取り上げられる破産・倒産・経営破綻の会社などをまとめていると、やはり一番大きく打撃を受けていたのが「一挙キャンセル」が出てしまっている、団体客を狙いとしたものでした。

次に影響を受けたのが、外国人観光客に加えて日本国内の外出を控える措置も関係した「客足の減少」です。

 

今後はジムやスーパー銭湯、カラオケ店などの密閉空間や、ホテル業界も心配なところです。

 

※倒産企業は随時追記していきます。

 

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新型コロナウイルスの影響で倒産・破産した会社

3月10日 広島・旅行代理店

都道府県:広島県
会社名:株式会社 愛トラベル
業 種:旅行代理店

 

広島県にある(株)愛トラベルは、新型コロナウイルス関係で中国地方初の倒産となりました。3月10日に広島地裁へ自己破産を申請しました。

 

1998年(平成10年)6月に設立された国内旅行業者で、従業員22名と小規模。

主なツアーは、大型観光バスの導入を進めて自社企画した中国・四国エリアの観光名所を巡る日帰りのものでした。

広島市と福山市の2拠点で格安プランの広告宣伝、営業活動を行い、2007年5月期には13億円を上回る年売上高を計上しています。

 

しかし2007年はもはや10年以上前の話。

 

近年は同業者との価格競争の激化や節約志向の高まりなどで、バスツアー開催の最低募集定員すれすれの集客しかできていない時もありました。

年売上高は10億円を下回る状況が続きます。

ここで発生したのが、2018年夏の西日本豪雨災害。

この影響で売り上げが大きく減少し、採算性も悪化していきました。

 

売り上げが減少したことから割安感のあるツアーを企画して立て直しを図っても、業況は改善せず厳しい資金繰りが続きます。

そこで追い討ちをかけたのが、新型コロナウイルスの影響によるツアーの中止でした。

 

経営継続が不可能となり、広島地裁へ自己破産申請を行いました。負債は約3億円でした。

 

3月3日 富山・学習塾

都道府県:富山県
会社名:株式会社 志学アカデミー
業 種:学習塾

富山県で新型コロナウイルスの影響を受けて破産が決まったのは、学習塾を運営する(株)志学アカデミーです。従業員25名ということなので、そこそこの規模の学習塾でしょう。

2月29日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っています。

学習塾_志学アカデミーを運営するこの会社の創業は、1975年。結構老舗ですよね。小学生〜高校生を対象とした総合学習塾で、富山県と石川県にありました。

集団授業や個別指導塾、映像配信システムを用いた授業(ランチャイズ形式)による大学受験予備校も展開しており、安定した合格実績があるため、富山県内では全国展開している塾と戦う地元の大手学習塾の一つでした。その規模は、2003年3月期の年収入高・約3億8000万円が物語っています。

近年は少子化の影響と全国展開の学習塾との競争で生徒数が伸び悩み、教室数は減って行きました。また、過年度の本校不動産取得教室展開に伴う金融債務が重荷となり、金融機関に担保提供していた代表者所有不動産を売却するなどの努力を重ね、立て直しを図っていました。

 

しかしそのタイミングで訪れた新型コロナウイルスの感染拡大。2020年3月以降に予定していたテスト・模試は中止せざるを得ない状況となり、資金状況は改善せず、事業継続は困難という判断に至りました。

負債は現在精査中ということですが、推定で3億円ということです。

 

学習塾のwebサイトは早くもアクセスできない状態となっていました。

 

 

なお、富山県の塾紹介サイトは、志学アカデミーに通っていた児童生徒を優先して面接すると発表していました。塾がいきなりなくなって困る子どもたちの救済ですね。

 

 

2月12日 京都・呉服卸レンタル店

都道府県:京都府
会社名:京洛和蒼(きょうらくわそう)株式会社
業 種:呉服レンタル・卸業

 

レンタル着物ショップ「千都四季」を京都市東山区や京都市伏見区などに構え、運営していた、京都の京洛和蒼(きょうらくわそう)は、2月12日までに事業を停止し、事後処理を弁護士事務所に一任しました。(つまり事実上の倒産です)

2015年10月に創業し、2016年2月に法人改組。

和装製品卸売業者として初代の尾﨑哲也氏が代表として運営をしていましたが2019年4月に初代が逝去。以後は2代目(現在の代表)が経営をしていました。

 

卸だけをしていたころは年商は6000万円くらいを推移していたそうですが、着物レンタル事業をスタートさせたことで、2019年1月期の年売上高は約2億円を計上。業績は上向きでした。

しかし、着物レンタルの主なターゲットは外国人観光客

発端は香港における反政府デモの影響で、京都を訪れる香港人観光客が減少したことでした。これをきっかけに、同業者との価格競争が激化し、収益性が悪化

追い討ちをかけるように、新型コロナウイルスの感染拡大で、京都を訪れる外国人観光客が急減。

 

今後の事業継続が困難となり、倒産時の負債は推定1億5000万円でした。

 

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3月2日 大阪府・雑貨店

都道府県:大阪府
会社名:愛織
業 種:雑貨店

雑貨店「aideco(あいでこ)」を経営していた愛織(あいしき)は、新型コロナウイルスの影響としては大阪府内初となる倒産をしました。

 

1974年11月の創業以来、生活雑貨やファッション雑貨の専門店を展開。1986年以降は店舗名を「aideco(あいでこ)」にしてショッピングモールなどに出店していた会社です。

小売店舗の中でも中国人観光客の需要に依存していたところがあり、新型コロナウイルスの影響で客足が激減。

頼みの綱の国内需要も、外出を控えるようお達しが出てから落ちこんでしまい、倒産に至ったということです。

 

Twitterは鍵アカウントになっていました。

 

最盛期にはフランチャイズも含めると40店舗近くを出店し、2012年2月期には年売上高約8億5000万円を計上していたお店です。

 

3月2日 兵庫県・クルーズ会社

出典:https://www.luminouskobe.co.jp/

都道府県:兵庫県神戸市
会社名:ルミナスクルーズ
業 種:クルーズ船運営

クルーズ船運営をしていたルミナスクルーズは、3月2日に神戸地裁に民事再生法の適用を申請したと報じられました。

神戸港を発着点としたクルーズ船の会社で、船内で食事を楽しむことができる「観光クルーズ船」を運営していました。収益状態がよかったのは2009年5月。この頃は売上高が11億円だったそうですが、2018年以降は自然災害による運航中止が続き、収益が悪化していたそうです。

確かに、振り返ると、ここ2年間は台風が猛威を振るっていましたね。

2020年3月2日の民事再生法適用申請時に抱えていた負債額はなんと・・・約12億円

新型コロナウイルスが日本国内で広まっているということが影響してキャンセルが相次ぎ、経営が行き詰まったということです。

連日のニュースでダイアモンドプリンセス号が感染源になると報道されたいたので、クルーズ船のマイナスイメージが強くなったのでしょう。

 

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3月1日 北海道・コロッケ屋さん

出典:http://www.santomiya.jp/

都道府県:北海道
会社名:北海道三富屋(株)
業 種:食品会社

北海道初の「新型コロナウイルス」関連倒産と言われているのが、北海道三富屋(株)です。

2020年2月21日に、札幌地裁岩見沢支部へ破産を申請しています。そして4日後の2月25日に破産開始の決定を受けました。

コロッケ製造業者として、自社工場にコロッケを製造している会社でした。地元北海道産のじゃがいもを原料にした「くりやまコロッケ」が主体で、そのほかにもビーフコロッケや、かぼちゃスープを製造しおり、原料のじゃがいもの生産も手掛けていたそうです。

 

単純なコロッケ製造だけでなく、地元食材を使った洋食レストラン「蔵」も運営。さらに、一時期は小売店舗も経営していました。

主力のコロッケは地元テレビ番組で紹介されたこともあり、webページにも大きく掲載されていました。ピーク時には約1億円の年間売上高を計上していたそうですが、価格競争が厳しく赤字となっていたそうです。

最近の話では、立て直しを測りながら、「さっぽろ雪まつり」へのイベント出店計画をしていたところ、抽選に外れてしまいます。「さっぽろ雪まつり」期間には近隣商業施設へ出店を行ったのですが、新型コロナウイルスが影響して、外国人来場客が伸び悩み・・・。「さっぽろ雪まつり」で例年見込まれるほどの集客ができなかったそうです。

破産申告は、資金繰りが限界に達したことで事業継続を断念したためでした。

 

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2月25日 愛知・老舗旅館

都道府県:愛媛県
会社名:冨士見荘
業 種:旅館

2月25日に大きなニュースとなったのがこの旅館の閉業です。

新型コロナウイルスの感染拡大による中国人団体客のキャンセルが相次ぎ、廃業に至りました。

愛知県蒲郡市にある「冨士見荘」は老舗旅館。1956年に創業をしてから三河湾を望む景観と新鮮な魚介類を売りに営業をしてきました。

2013年には不渡りを出すなど業績不振に陥ったことから、近年は中国人のツアー客をメインにシフト。

中国人の団体客を毎月40〜50ほど受け入れていたそうです。(すごい数ですね…)

 

しかし、今年1月に中国で急拡大した新型コロナウイルスの影響で団体客のキャンセルが相次ぎ、先行きの見通しが立たなくなり、事業継続を断念しました。

 

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休校の影響を受けている会社は?

酪農業(牛乳)

給食が予定より半月くらい短くなってしまったため、牛乳の消費が一気に落ち込んでしまいました。酪農家は牛乳が売れなくても牛に餌を与えなければならず、廃業につながる可能性も示唆されています。

https://twitter.com/miyabi02294470/status/1233694312405196800

 

給食用の野菜など食材卸会社

給食に使われるはずだった野菜や果物などが多く余ってしまっています。給食といえば消費量がものすごく多いので、本来出荷予定だった野菜はとてもではないですが、突然休止されてさばききれるわけがありません。

愛知県では、給食に使えなかった食材を安く売る即売会が開催されました。

お花屋さん

各地の卒業式や謝恩会が中止になり、大口の注文が一気にキャンセルとなってしまっています。

特に切り花が処分できず、傷んだら破棄するしかないそうです。

 

破産や経営破綻の原因は?

上記で記載した倒産・破産した会社を、理由ごとにまとめました。

団体客の相次ぐキャンセル

  • 旅館
  • クルーズ船会社

 

旅行客の減少

  • コロッケ店
  • 呉服卸・着物レンタル店
  • インテリア雑貨店

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