成田童夢の引退のきっかけは弟・成田緑夢の活躍?大怪我の原因は?陸上もやっている?!【平昌パラリンピック】
平昌パラリンピックのスノーボードで活躍している成田緑夢(ぐりむ)選手。
オリンピック出場選手の成田童夢選手の弟ということでしたので、なぜパラリンピアンになったのか気になり、調べてみました。
プロフィール
名前:成田 緑夢(なりた ぐりむ)
生年月日:1994年2月1日(現在23歳)
出身:大阪市住之江区出身
競技種目:
フリースタイルスキー(ハーフパイプ)
スノーボード
トランポリン
陸上競技
パラリンピック選手になったきっかけ
翌年にソチオリンピックを控えていた2013年4月のことです。
トランポリンで重りをつけて練習をしていたという成田緑夢選手。
着地時に失敗してしまい、「腓骨神経左膝下まひ」となりました。
脚を切断することになるほどの大怪我だったようなのですが、成田緑夢さんの父が、脚の切断は避けるように依頼したそうです。
そのため4度にわたる手術をし、左足に麻痺が残りました。
現在は、自力歩行は可能ですが、左足を引きずって歩くことになり、膝から下の感覚はないそうです。
足を引きずって歩くため、靴が1カ月ももたない、と成田緑夢さんは語っていました。
兄・成田童夢の引退のきっかけ
成田緑夢さんはもともとスノーボード一家の中でも、高い身体能力を持っていました。
障害を負う前の高校時代には、「スノーボードを何年もしていない成田緑夢さんが、現役スノーボード選手だった八つ年上の兄・成田童夢の前でいきなり大技を決めた」というエピソードがあります。
その大技とは、平昌五輪のハーフパイプでも金メダルを獲得した、アメリカのショーン・ホワイト選手が、2010年のバンクーバー五輪で披露した「ダブルマックツイスト」だったそうです。
オリンピックの舞台で披露するような技を数年ぶりのスノーボードでやってみせるとは・・・驚きの身体能力です。
さらに、この「数年振りのスノーボード」は、当時、成田緑夢さんが熱中していたトランポリン競技の気分転換だったそうです。
ゲレンデを訪れると、「ハーフパイプなんて何年ぶりやろ」と無邪気に滑り、あっけなく大技を成功させたのだとか。
成田童夢さんはそれを見て、引退を決めたそうです。「もう彼の時代だなって」と成田童夢さんは語っています。
陸上競技にも挑戦
現在、成田緑夢さんは、陸上競技選手としても活躍しています。
パラリンピック選手にとって、身体をバランスよく動かすことや基礎体力向上につながる陸上競技は、トレーニングとしても欠かせないもののようです。
すでにこのような記録も持っています。
日本パラ陸上選手権大会
走り高跳び2位(1m80cm)
走り幅跳び2位(5m66cm)
まとめ
今回は、オリンピックでも活躍しているスノーボード選手を排出している「スノーボード一家」の成田家の一員でもある、成田緑夢さんに注目してみました。
平昌パラリンピックでの活躍は、もともとの身体能力の高さがあってのことかもしれませんが、怪我の後のリハビリや厳しい練習を耐えた成果でもあるのでしょうね。
まだまだパラリンピックは続きますので、今後の活躍もチェックしたいと思います。
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