東京海上日動「認知症保険」メリットや違いや費用は?徘徊捜査も?加入条件比較
中堅生命保険会社が先行する「認知症保険」に、
損害保険会社参入の動きが加速しているようです。
東京海上日動火災保険が認知症保険に
新たに参入することが、発表され、
2018年7月29日には
産経ニュースが記事にしています。
また、損保ジャパンも新商品を発表しました。
新規参入する、大手の東京海上が
どんなプランを撃って出るのか
調べてみました。
ニュースの概要は?
東京海上日動の新商品は、患者が徘徊(はいかい)し、行方不明になった際の捜索費用などに備える。業界で初めて認知症と診断された人でも加入できるようにした。ひまわり生命も業界初となる認知症の前段階に当たるMCI(軽度認知障害)を保障対象にした商品を発表。ともに発売は10月だ。
この分野では、太陽生命保険と朝日生命保険が他社に先駆け平成28年に、認知症と診断されると給付金が出るタイプの保険を発売。これまでに38万件、8万件をそれぞれ売り上げ、主力商品となっている。他社の商品と比べ、認知症のみに保障を絞った分、保険料を割安に設定している。
相次ぐ新規参入の背景には、認知症患者が増加し、市場拡大が見込まれていることがある。24年に462万人だった認知症患者は、37年に700万人となる見込みだ。ただ、認知症保険の認知度は低く、「新規参入で広く周知されるのは、われわれにとってもメリットが大きい」と先行する朝日生命は歓迎する。
大手生保関係者は「パイは大きい。反響や売れ方次第では参入もありえる」と熱い視線を注いでおり、認知症保険をめぐる競争は今後、激しくなりそうだ。
なかなか長い説明なので
わかりにくい部分も多いですね。
1つずつ読み解いて行きます!
認知症保険へ参入の理由は?
東京海上がこのタイミングで
認知症保険に参入するのは
どんな理由なのでしょうか?
プレスリリースでは
このように理由を説明しています。
当社はかかる社会の実現に向けて、
「家族の会」と共に、
認知症の方およびそのご家族が抱える
以下①~③の不安に関して
実態を把握するために「家族の会」と
共同でアンケート調査を実施するとともに、
解決策の研究を重ねてきました。① 認知症の方が行方不明となることへの不安
② 認知症の方による第三者に対する不慮の事故等への不安
③ 認知症の方ご自身のケガへの不安これらの結果を踏まえ、
認知症の方およびそのご家族が
抱える不安を軽減するために、
業界初となる認知症の方および
そのご家族のための専用保険
「認知症あんしんプラン」を開発しました。引用:東京海上プレスリリース
認知症の方への配慮と
認知症の方が身内にいる人の
両方をケアすることを
考えた保険ということですね。
これからのニーズを読んでの
動きのようです。
プランや保証内容は?
東京海上日動火災保険のプランは
このような内容です。
40歳以上の認知症の方
およびそのご家族のための専用商品
というのが前提です。
- 行方不明時の捜索費用補償
1事故につき30万円、保険期間を通じて100万円を限度に支払い - 個人賠償責任補償
- 被害者死亡時の見舞費用補償
- 交通事故等によるケガの補償
- 付帯サービス「捜索支援サービス」
保険加入料は?
保険料は、契約条件について
多少異なるようですが
基本は月払1,300 円(月額)
ということです。
また、この保険の販売時期は
2018年10月から開始される予定です。
他社との比較とメリットは?
他社の保険でもすでに
認知症に対応したプランが用意されています。
それと比較した場合のメリットは
認知症と診断されてからも加入ができる
ということです。
前もって備えることは
保険のプランに多いですが
認知症と診断されたあとでも
加入ができるのは安心ですよね。
診断されたあとに調べても
加入ができることが
東京海上日動の今後の強みに
なりそうだなと思いました。
まとめ
今回は東京海上日動の
認知症保険参入について調べてみました。
昔はなかったプランが
こうしてできてきたことからも
認知症の患者さん本人と
それを支える家族が苦労している
ことが、社会的にも注目されて
いるのがわかりますね。
販売は10月からということですが
事前に相談することもできそうなので
今のうちから必要なことを
聞いておいてもいいかもしれません。
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