スマートフォンを操作しながら
飲み物を持ち、電動自転車に乗って
危険な運転をしていたということで
20歳の森野実空(みく)被告が
衝突した女性を死亡させました。
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※2018年8月27日
裁判の結果が出たので、文末に追記しました
「スマホ運転」で
当時大学生だった森野実空(みく)さんが
「ぶつかるまで気づかなかった」というほど
前も見ずに危険な運転をしていたということで
今回の事件は話題になっています。
森野実空(みく)被告(20)は2017年12月、神奈川・川崎市麻生区で、両手にハンドルを沿えた状態で、右手に飲み物、左手でスマホを持ち、耳にイヤホンをしながら電動自転車に乗り、前を歩いていた米沢晶子さん(当時77)に衝突して死亡させた、重過失致死の罪に問われている。
12日の初公判で、森野被告は、起訴内容について、「間違いはありません」と述べ、認めた。
検察側は「安全運転の意識が欠如している」として、禁錮2年を求刑し、弁護側は「大学を退学するなど、社会的制裁は受けている」として、執行猶予付きの判決を求めた。
森野被告は「本当に申し訳ございませんでした」と、遺族に向かって頭を下げた
しかしこの事件、
詳しく知っていけばいくほど
森野実空(みく)被告に
謝罪の意思がない、という意見を
多くみるようになりました。
どうして「反省の意思がない」と
言われているのでしょうか?
森野実空(みく)被告が「反省していない」と言われる理由
事件は人によって
様々な見方ができますし
いろいろな意見があります。
もちろん擁護派もありますが
今回の事件を重く捉えている人は
以下のようなことを理由に
森野実空(みく)被告は
反省していないと感じているようです。
①父親の証言
証言台に立った、森野実空(みく)被告の
父親の森野よしかつさん。
証言台で語ったのは
実空(みく)さんが被害者の葬儀にも
出なかったことへの
言い訳に思える内容でした。
「家の前にマスコミがたくさんいたので怖くなって、娘に家に残るように言った。夫婦だけで葬儀に出たが、マスコミがうるさいので葬儀の迷惑になると思い急いで帰った」
この発言が、
遺族の気持ちを無視した
自分本位な考えだと言われています。
自己保身とマスコミ批判の内容で
遺族への謝罪の気持ちが聞けなかったら
確かに裁判という場でしたら
批判がおきてしまうでしょうね。
②事件後にInstagram(インスタグラム)で飲み会の写真をアップ
遺族の方が事件後に見つけてしまったのが
被告の森野実空さんのインスタグラム。
森野実空さんは事件後に、
花見をして酒盛りをしている
写真をアップしていました。
事件後の裁判前に
事件のきっかけにもなった
スマホを使い、
お酒を飲んで騒いでいる様子を
発信する、というのは
反省の意思がないと言われても
仕方ないでしょうね。
裁判官の心証も悪くなりそうです。
弁護士は止めなかったのでしょうか・・・。
③遺族に嘘をついていた
森野実空さんは事件後、
遺族に事故の様子を話す際
スマホは持っていることは認めたが
片手にシェイクを持ち
イヤホンをつけていたことは
隠していたそうです。
そもそも、
森野実空さんが自転車に乗っていたのは
このような「自転車走行禁止」のエリア。
それだけでも道路交通法違反なのに
ウソまでついていたとなると
遺族は不信感を抱いても
しかたがないでしょうね。
④裁判の前になって突然謝罪の手紙
こうした態度から
遺族はずっと森野親子からの
謝罪を断り続けているようです。
遺族の証言によれば、
元々事件直後には
手紙による謝罪は一通もなく、
犠牲者女性の夫には謝罪に来たが
被害者の娘のところには
来なかったそうです。
しかし
裁判が始まる3週間前になると
突然、謝罪の手紙が来たのだとか。
明らかに裁判での
情状目当てであることが
わかった遺族は
この手紙に逆に怒りを覚えたそうです。
まとめ
今回の事件については
まだ判決はでおらず、
第2回公判で判決が下される予定です。
8月30日(木)13時30分からの予定で、
場所は横浜地裁川崎支部
2号法廷です。江見健一さんが
裁判長を務めます。
実名公表により
SNS上の「本当の顔」が
バレてしまったことの影響が
裁判でどう出るのでしょうか。
一部では「懲役になったとしても、
それが終わったら名字を変えるのでは」
なんてことまで噂されています。
また、Instagramで
森野被告が使うタグは「#ガー女」
というのもあるらしく、
森野被告がカラーガードをやっていたことなども
SNSのせいで明らかになっています。
「15ふぁむ充」という
森野実空(みく)被告が所属していた
湘南台高校吹奏楽部の特定の仲良し15人を指す
グループはまだ存在しているようなので
もしかしたら、所属者の印象を下げたり
就活に影響したりするかもしれませんね。
何か事件を起こしてしまったら
そのあとの対応が重要なのだなと
考えさせられる事例でした。
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以下、判決の追記をしました。
2018年8月27日追記
森野実空(みく)被告の裁判が行われ
判決が決まりました。
重過失致死罪で在宅起訴されていましたが
横浜地裁川崎支部は8月27日に、
禁錮2年、執行猶予4年の判決を
言い渡しました。
江見裁判長は判決時に
「歩行者を死傷させ得るとの
自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」と
指摘をしました。
ネット上の反応は?
この判決に対し、
殺人に近い行為なのに
刑が軽すぎるという批判の声が
多く挙がっています。
検察側の求刑が通った結果ではあるものの
弁護側の求めていた執行猶予も
認められたというかたちになりました。
遺族からのコメントが出たら、
追記したいと思います。
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